マダニからの感染症で死亡者が・・・

院長です

昨日のニュースで、マダニが媒介する感染症に感染した猫ちゃんに咬まれた女性が、

「重症熱性血小板減少症（SFTS）」に感染して死亡してしまったという報道を見ました

SFTSは２０１３年に日本でも初めて死亡例が報告された、ウイルスによる感染症です

いままでこの病気は、ダニから人が直接感染する例はあったのですが、

感染した哺乳類（今回は野良の猫でした）を介して人が感染し死亡したのは

世界で初めての例でした

マダニは、やぶや草むらなどに生息しペットの散歩のときに寄生する機会を狙っています

少しでも緑の多い場所に近づくときにはマダニに注意が必要です

マダニ寄生による病原体のペットへの感染率が高くなるのは、

マダニが吸血を開始してから48時間以降といわれます。

この時間内にマダニを駆虫できれば、ペットへの感染の可能性はなくなります

そのため、マダニの駆除薬を使っておけばリスクはなくなることになります

ペットだけでなく、飼い主さんを守るためにもマダニの駆除をしっかりと行いましょう

現在ノミ、マダニの駆除薬は首の後ろの皮膚に垂らす（スポット剤）タイプのもの、

おいしい味の食べさせるタイプのもの、さらに一回で3か月効果がある食べさせるタイプのもの

を扱っております

ぜひご相談ください

・・・マダニに感染している子たちを扱うこともあるこの仕事、自分も感染のリスクがあるかと思うと、

なかなか恐ろしいニュースでした